たぬき速報~北海道の図書館から発射する愛の波動砲~

北海道の片隅の図書館で働いてます。ぽんぽこ♪さっぽろ♪ぽんぽこーさっぽろ♪

12月の復習

まさに師走!という忙しさで勉強が進まなかった。反省。

 

・年末のカレントアウェアネス

三条市立図書館(新潟県)、同館で借りた本のヤマト運輸の営業所での返却が可能に』

https://current.ndl.go.jp/car/208101

『どんな本を借りたか』っていうのも個人情報だから、この辺の管理が難しかろうなと読んでいて思った。

袋に入れて返却受取→箱か何かに保管し、まとめて図書館へ送付…って形なんだろうか。

貸し借りの間に第三者をかませるのは正直ちょっと怖いかな。

なんでこんなビビっているかと言うと、最近この辺の事柄でミスしてしまったからだ。利用者の秘密を守る事はいつどんな時でも最重要だ。

忙しさにかまけて、流れでやっちゃいけない。1月の勉強目標はこの辺の事柄にしよう。

 

 

冬の図書館はあったかいよ!

・昨日のカレントアウェアネス

京丹後市立あみの図書館(京都府)、ペットの写真を募集中:2024年2月に関連本と一緒に展示』

https://current.ndl.go.jp/car/202791

利用者参加型企画。これは面白い。

ペット飼ってる人なら日常的に撮りまくってるだろうが、『みんなに見せる写真を撮る』のってなかなか難しいもんだ。

7門の撮影に関する本も一緒に並べて、写真企画に参加してくれるお客さんを育てたらよいか。

これは真似しよう。

旅行帰りの部屋は寒い

・今日のカレントアウェアネス

前橋市立図書館(群馬県)、お年玉企画として市立前橋高等学校書道部による「手作りしおり」を配布』

https://current.ndl.go.jp/car/202741

さいたま市立大宮図書館、2024年お正月に「パラパラみくじ」を実施』

https://current.ndl.go.jp/car/202689

 

栞とパラパラみくじは手軽に楽しめそうな良い企画だ。これは真似しよう

 

 

吹雪の露天風呂は気持ち良い

・今日のカレントアウェアネス

南相馬市立中央図書館(福島県)、企画展示「受験用じゃない赤本」を開催中』

https://current.ndl.go.jp/car/202482

良いね!目立つから素敵だと思う。

でも色だけで分けてしまうと内容がてんでバラバラになるね。見た目は綺麗だけど、けっきょく誰の方を向いてるコーナーなの?ってなっちゃってると思う。

想定する利用者を絞った方が資料群としてまとめやすそうだ。これは参考にしよう。

 

 

今日は雨混じりの雪が降った

・昨日のカレントアウェアネス

1、『沖縄県立図書館、Bookガチャを設置:移転5周年記念イベント』

https://current.ndl.go.jp/car/202296

■記念品ゲットまでの流れ(ざっくりコピペ)

①「Bookガチャスタンプカード」をゲット!

②スタンプカードに書かれているテーマの本を借りる

③貸出レシートとテーマに沿って借りた本3冊をスタッフに提示

④図書館スタッフが貸出を確認しスタンプカードにスタンプを押す

⑤図書館スタッフがガチャコインを渡す

⑥ガチャコインをガチャに入れて回す

⑦出てきたカプセルを開けて賞を確認

⑧記念品ゲット!

レシート見て、スタンプ押して、コイン渡して、ガチャ賞渡すのがスタッフの仕事か。煩雑だと思う。めちゃめちゃ人数来るだろうし。キモの要素だけど、ガチャ回すのすっ飛ばして、早い者勝ちで賞品選ぶのはダメかな?

まあダメだよなあ。

県立だからこそ、大きくてめんどくさいイベントに挑戦するのって大切だよね。成功しても失敗しても、市町村立その他ちっちゃいところは自分の仕事の参考に出来るし。

この企画は是非成功してほしいな。頑張ってる人達は報われてほしい。

賞品ありの読書企画って射幸心煽る感じになるからあまり好きじゃなかったんだけど、自分で実施するようになってからは四の五の言えなくなったなあ。ふだん図書館に来ない人を呼べる機会って大切だしね。あとは本たちが各々の魅力で何とかしてくれるさ。

 

2、『NPO法人Chance For All、「感情図書館hidamari」の立ち上げに向けてクラウドファンディングを実施中:子どもの「感情」に基づく本の分類を企画』

https://current.ndl.go.jp/car/202294

この記事のこの辺に興味を持った。

『本を置く多くの施設では、出版社別、作者別、十進分類法等に基づき資料が並べられており、これらの分類は本を網羅的に漏れなく分類することには役立つものの、本が好きではない子どもが自分に合った本に出会う手助けにはなりにくいとしています。』

子どもを集めるためにまず分類を変えよう!って考える人はなかなかチャレンジャーで、なおかつ頭良いんだなと思う。私はNDCとかん子シールでお腹いっぱいです。

 

本が好きじゃない子にどうやって読書してもらうか?っていう問題は、今までもこれからもずっと向き合わなきゃいけないテーマなんだろうな。これまでの諸先輩方がめたくそに失敗してきた(と言っていいでしょう。だって数字に現れてるし)難題だ。私もいまの時点で、ウンウン唸りながら悩んでいる。

私はずっと『嫌いなら無理して読まなくても良いじゃん』と思っていた。でも実際大人になって色々な困難に立ち向かってみると、『本読んでて良かった~』と思える事が多い。この感覚を、少しでも子どもに伝えるのが司書の使命よな。

 

アウトリーチサービスは実践すると腰が痛い

・昨日と今日のカレントアウェアネス

①『江差町(北海道)、オンデマンドバス江差マース」の実証運行を開始:図書館の本の配送サービスも』

https://current.ndl.go.jp/car/202130

自宅まで送れる図書配送サービス。バスに本を乗っけて直で届けるのかな?

 

②『【イベント】日本電子出版協会(JEPA)新春講演会「2024年の電子出版はどうなる?」(1/10・オンライン)』

https://current.ndl.go.jp/car/202244

この記事に出ているここが面白いと思った。

『HON.jp』

https://hon.jp/news/

今後はここもチェックしよう。

 

・お座敷図書館見学

今日は番外編。『令和5年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)』をオンライン受講した。

https://www.knowledge.pref.nagano.lg.jp/now/news/kennai_20231214.html

杉山亮先生の基調講演を聴きたかったので無理して参加。『子どもなりの教養を培うのが大切』という話が印象に残った。

他人の価値観に触れることで、『それじゃ自分の心はどうなんだ?』と考えられるようになれるのが読書の強みだね。

 

作家先生の話はやっぱり面白い。阿刀田高先生、小路幸也先生、馳星周先生と色々聞いたが、今のところ全員最高に楽しかった。