たぬき速報~北海道の図書館から発射する愛の波動砲~

北海道の片隅の図書館で働いてます。ぽんぽこ♪さっぽろ♪ぽんぽこーさっぽろ♪

今日は雨混じりの雪が降った

・昨日のカレントアウェアネス

1、『沖縄県立図書館、Bookガチャを設置:移転5周年記念イベント』

https://current.ndl.go.jp/car/202296

■記念品ゲットまでの流れ(ざっくりコピペ)

①「Bookガチャスタンプカード」をゲット!

②スタンプカードに書かれているテーマの本を借りる

③貸出レシートとテーマに沿って借りた本3冊をスタッフに提示

④図書館スタッフが貸出を確認しスタンプカードにスタンプを押す

⑤図書館スタッフがガチャコインを渡す

⑥ガチャコインをガチャに入れて回す

⑦出てきたカプセルを開けて賞を確認

⑧記念品ゲット!

レシート見て、スタンプ押して、コイン渡して、ガチャ賞渡すのがスタッフの仕事か。煩雑だと思う。めちゃめちゃ人数来るだろうし。キモの要素だけど、ガチャ回すのすっ飛ばして、早い者勝ちで賞品選ぶのはダメかな?

まあダメだよなあ。

県立だからこそ、大きくてめんどくさいイベントに挑戦するのって大切だよね。成功しても失敗しても、市町村立その他ちっちゃいところは自分の仕事の参考に出来るし。

この企画は是非成功してほしいな。頑張ってる人達は報われてほしい。

賞品ありの読書企画って射幸心煽る感じになるからあまり好きじゃなかったんだけど、自分で実施するようになってからは四の五の言えなくなったなあ。ふだん図書館に来ない人を呼べる機会って大切だしね。あとは本たちが各々の魅力で何とかしてくれるさ。

 

2、『NPO法人Chance For All、「感情図書館hidamari」の立ち上げに向けてクラウドファンディングを実施中:子どもの「感情」に基づく本の分類を企画』

https://current.ndl.go.jp/car/202294

この記事のこの辺に興味を持った。

『本を置く多くの施設では、出版社別、作者別、十進分類法等に基づき資料が並べられており、これらの分類は本を網羅的に漏れなく分類することには役立つものの、本が好きではない子どもが自分に合った本に出会う手助けにはなりにくいとしています。』

子どもを集めるためにまず分類を変えよう!って考える人はなかなかチャレンジャーで、なおかつ頭良いんだなと思う。私はNDCとかん子シールでお腹いっぱいです。

 

本が好きじゃない子にどうやって読書してもらうか?っていう問題は、今までもこれからもずっと向き合わなきゃいけないテーマなんだろうな。これまでの諸先輩方がめたくそに失敗してきた(と言っていいでしょう。だって数字に現れてるし)難題だ。私もいまの時点で、ウンウン唸りながら悩んでいる。

私はずっと『嫌いなら無理して読まなくても良いじゃん』と思っていた。でも実際大人になって色々な困難に立ち向かってみると、『本読んでて良かった~』と思える事が多い。この感覚を、少しでも子どもに伝えるのが司書の使命よな。